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『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』橘玲著 幻冬舎刊

自己啓発セミナーが盛況になっている社会状況をふまえ、幸せを求めるために「自分で努力し能力を高めていくべき」(勝間和代)か「努力してもできない部分が多いから、自分ができる部分で幸せを追求するべき」(香山リカ)かの論争の紹介から話が始まっています。

本論からは少しずれますが、個人的には、「人間の能力は遺伝による部分が大きい」(遺伝説)と「出生後の環境による部分が大きい」(環境説)に関する部分に一番興味がひかれました。

人間の能力といっても、※数学的なもの・・芸術的なもの・・などいろいろな種類があるのでしょうが、いわゆる学習における能力は、「遺伝的要因に影響される部分が大きい」という研究成果を紹介しています。

個人的には、ざっくり言えば、遺伝要因が75%、環境要因が25%くらいのイメージでいましたが、さもありなんと意を強くさせられました。

この考え方は、努力することの意味を否定することにもなりますので、賛否がわかれる部分ですが、遺伝要因の影響の方が強いことは、否定できない気がします。

※人間に固有の8つの知能(認知心理学者ハーワード・ガードナー)
①言語知能   ②論理数学的知能  ③音楽的知能   ④身体運動的知能   ⑤空間的知能
⑥博物的知能   ⑦対人的知能   ⑧内省的知能  ⑨実存的知能


で・・・この本の結論は・・・・

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テーマ:これでいいのか日本
ジャンル:政治・経済
『いったい誰を幸せにする捜査なのですか』草薙厚子著 光文社刊

「神戸少年A殺人事件」や「僕はパパを殺すことに決めた」など少年犯罪のルポルタージュで精力的な活動をしている草薙さんが、「僕はパパを殺すことに決めた」の著作で供述調書の漏洩に関与した疑いで、検察の取調べを受けた計19回のやり取りを克明に再現した著書です。

奈良地検の管轄の事件だったようですが、担当の取調べ検事は、大阪地検からの派遣検事だったようで、福田検事事件同様、さもありなんという印象ですね。

物書きを生業としているだけに1回ごとの取調べのやりとりが詳細に描かれていますが、検事の一般常識から乖離している様子とともに、人間としてみたときのいびつさが浮き彫りにされていました


                            
テーマ:政治・時事問題
ジャンル:政治・経済
<ノンフィクション本のご紹介> 『斎藤佑樹 ハンカチ王子』(斎藤寿孝・しづ子著)

早稲田大学から日本ハムに入団し、連日テレビを賑わしている斎藤佑樹選手のご両親が、甲子園優勝後に書いた著書です。

お父さんご自身も高校時代は野球をしていたりで、スポーツに対する関心が強かったことなどもあってか、家庭環境的には恵まれていたのでしょうか?

お父さん・お母さんの、その時そのときににおける、子供さん2人に対する思いとか、考えとかが記されており、ごく普通のご両親に育てられ、特別でないところがまた共感を感じさせられました。

早稲田実業・早稲田大学と進学する時も、野球だけで選んだわけでなく、人間的な成長をすることも考えてのことであり(ご両親の考え方のようですが)、しっかりした発言やマスコミ対応などの姿を見るにつけ、「なるほど」と感心せざるをえませんね。

本人もインタビューではっきり断言していましたが、「まだ何も始まったわけではないです」と。

世間があまりにも騒ぎすぎて、プロ野球の至宝を潰さないようにしてほしいと切に思っております。


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テーマ:子供の教育
ジャンル:学校・教育
<ノンフィクション本のご紹介> 『野村の革命』(野村克也著)

楽天監督解任後に著した著書です。

以前読んだ「野村ノート」と内容的には同内容のことが多く、多少楽天監督時代のエピソードが加えられたという感じでしょうか?

自分の野球人生の紹介(京都の田舎町で育ち、親を助けるためにプロ野球に入団、下積みご、ふとしたきっかけからレギュラーに)

常に捕手の立場からものを見、相手の心理はどういう状態か?に重きを置いて戦略を考える。

現在の先発・中継ぎ・抑えという投手の分業の導入。データを集め、それをどう試合で使うのか?の研究。

球団から解雇された選手を見事に復活させる「野村再生工場」の手腕。

岩隅、田中まーくん、山崎選手などのエピソード、往年の川上監督、鶴岡監督などから落合中日監督、星野監督、前古田ヤクルト監督等への評価。

データ野球の象徴と思われがちですが、人への感謝・恩をもっとも大切にする考え方は、すべての組織論に通じることだと思います。

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<ノンフィクション本のご紹介>『男道 自叙伝』(清原和博著)

ご存知元プロ野球選手「清原和博」選手が自らの野球人生を振り返って書いた自叙伝です。

腕白小僧からリトルリーグ選手になった小学生時代、卓越した体力と技術で、すでにプロ野球選手になることが当然と思うようになっていた中学生時代。

PL学園で桑田選手に出会ってからの桑田選手との関係、過酷な練習。

あの有名なドラフトとなった時の状況と心境。西武入団後の日本シリーズ巨人戦での涙。巨人への憧れと入団。怪我との闘いと屈辱的な巨人による実質的解雇。

仰木監督のオリックス入団への誘いと死。などなど

タイトルどおり「男気」を貫き通してきた清原選手のまさに自伝ですね。


                          
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ジャンル:本・雑誌